- ご相談内容
- 弁護士さんからのご相談でした。
- 内容は、山林を複数人で相続したものの売却に困っており資産売却に協力して欲しいとのご依頼でした。
- 相続した山林は、敷地面積約500㎡でも雑木林のようになっており、弁護士さんも他の不動産会社に相談しても、大木も多く、道路との反対側も崖地になっており売却が難しいと言われていたようです。
- ご希望・ご要望
- 所有者は複数人で海外に住んでいる方もいましたが弁護士さんがすべて委任されているので、すべて弁護士さんと打合せしませた。
- 山林は、以前も落ち葉や枯れた木が家に倒れてくると近隣よりクレームもあり、このまま所有していても仕方なく相続人全員が売却を希望。
- 現地調査
- 現地の確認をしましたが想像していたより道路面より高さが約5~7mあり、敷地は広くないものの見上げるような印象。
2面道路になっており、車が進入できる公道の反対側もがけ地になっており高低差は約15mあり。
木の伐採や土の搬出も道路が狭く大きなトラックが侵入できない。
他の不動産会社も断るのが分かりました。
- 概要
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場所 神奈川県横浜市磯子区 交通 JR根岸線「杉田」駅徒歩14分、京浜急行線「京急杉田」駅徒歩10分 土地面積 約500㎡(約150坪) 地目 山林 現況 雑木林、傾斜地 その他 ・木が生い茂り、落葉樹も多く落ち葉も多い・高低差約5~7m 土は固く流れていない ・公道に接する 42条2項道路(セットバック約20m要)
・道路と反対側も公道だが高低差約15mほど
・境界標も一部見当たらない
・車の進入可能
- 各役所の調査
- 横浜市役所、建築局、磯子土木事務所などで調査を行いました。
- がけ下の公道が道路査定されておらず、土木事務所と協議が必要でした。
- 売却報告・アドバイス
- 代理人の弁護士さんに現地・役所調査の報告をしました。
- がけ下の公道の道路協議を行わないと正確な土地面積が分からず、測量が必要だと報告しましたが、測量費を負担したくないので現況で購入して欲しいとご返答です。
- 売却活動
- 平坦地ですと測量をしなくても不動産売買もリスクがありませんが、今回は当センター負担で現況測量を行いました。
- 理由はこのような高低差のある山林ですと、山を削り搬出する費用がまったく読めないために、土地面積と合わせて高低差測量を行いました。
- 木を伐採して山を削り搬出するのに、見積りで約5,000万円必要でしたが、造成して建売分譲したいと言う不動産会社を見つけることができ、所有者も納得の金額を提示できました。
- 売買契約・引渡し
- 売買契約は、代理人の弁護士さんが行います。
- さすが弁護士さんなので売買契約や決済はスムーズで問題なく決済が終了できました。
- 担当者より一言
- 敷地面積の割に道路が狭く、高低差があったためにかなりの造成費用が必要でした。購入者は協力会社でしたが売主・買主さんが納得していただけたので、こちらも満足できるお取引きをさせていただきました。
- 弁護士さんから、売れないと思っていた様で「売却金額を聞いた時にあまりに金額が高かったので驚いた」と後日お聞きしました。