ご相談内容
横浜市神奈川区在住の樋口さん(仮名)は、相続により横浜市港南区のがけ地・傾斜地を相続人4人で取得しました。ただこのガケ地・傾斜地は、都市計画道路の道路拡幅の一部になっており、そもそも売却できるのか?ご相談でした。
ご希望・ご要望
亡くなった親御様は、このがけ・傾斜地は、道路用地に指定されているので高く売れると、生前から話していたそうです。相続人代表の樋口さんは、現地を見ても価値があるのか分からず、定年退職しており時間があるので横浜市の都市計画課に出向いても、建築課に行かされたりして、専門用語で聞かれたも中々理解ができず、困ったところでご相談のご連絡を頂戴しました。
現地調査
このガケ・傾斜地は、国道に接しており、どうやら道路拡幅が終わっているように見えます。擁壁も新しく造成も終了している様子でした。

都市計画道路

概要
場所 神奈川県横浜市港南区
交通 JR根岸線「港南台」駅徒歩19分
土地面積  約680㎡(約205坪)
地目 雑種地
現況 擁壁+傾斜地
その他 ・全面道路より高低差約+5m

・公道に接する、42条1項1号道路(セットバック不要)

・測量図なし

・境界標一部確認

・ほぼ全面傾斜地

各役所の調査
港南区土木事務所、横浜市役所、法務局などで調査を行いました。

横浜市の都市計画に出向き確認したところ、都市計画道路はすでに事業完了済みで道路拡幅が終わっていました。

売却報告とアドバイス
樋口さんに現地調査と役所調査などの報告をしました。道路拡幅は終わっており、すでに親御様は道路拡幅部分の譲渡費用を取得していると思われました。拡幅後の斜面地は、売却も問題なく、この土地を使って建築も可能です。
売却活動
樋口さんは、少しがっかりした様子でしたが、残ったガケ・傾斜地を売却するか?を相続人でご相談するそうです。売却するのであれば少しでも高く売却することを約束いたしました。
担当者より一言
親御様と相続人で少し行き違いがあったようですが、ガケ・傾斜地も大事な資産です。売却するのであれば擁壁工事費用が高くなりそうですが、お手元に多く残せるように頑張ります!
 

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