売却相談センターの高倉です。

 

横浜市在住の野村様(仮名)は、神奈川県大和市の約130平米ほどの傾斜地を相続しました。

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野村さんは、相続した後に初めてこの大和市の傾斜地を見に行ったところ、お隣さんが庭先として使っていました。

野村さんは、親後様がこの傾斜地を使っていないのをいいことに、お隣さんに勝手に使っていると憤慨しました。

「時効取得されてしまう前に売却したい!」

 

現地調査へ

この傾斜地の売却のご依頼を受け、現地に出向きお隣さんと話ししていると、こちらが想像していたのとかなりの相違があることが分かりました。

 

お隣さんは、時効取得などまったく考えておらず、野村さんの親御様が傾斜地の手入れをお隣さんへお願いしており、毎年菓子折りをお隣さんにお持ちするのが恒例だったそうです。

 

さらに親御様は、

「子供(野村さん)に新居を建ててもらったり、お金に困ったら足しにしてもらおうと話していたそうです。

 

野村さんに現地での会話を伝えたところ、

「疑ってしまい情けない」

「親がそんなことを考えていたなんて」

「売却する前にお隣さんにご挨拶してからにしたい」とおっしゃり

同行することになっていました。

 

お隣さんのご連絡先も何も疑わず教えてくれていたので、事前にお電話で予定を確認。

お隣さんのお宅に上げてもらい

「あなたが息子さん?」とまるで親戚のような距離の短かさが感じられました。

 

野村さんの親御様についてなど雑談をし、野村さんはこの傾斜地を売却することを伝え

「柑橘類の植木などは、どうすればいいか?」聞いたところ。

実はこのミカンやキンカンも野村さんの親御様が持ってこられ、お隣さんが管理してくれていたそうです。

 

お隣さんは、

「あたなの親御さんが持ってきたものだから自由にしていい」という返答でした。

奥様と相談して何は庭に植え替えるそうです。

 

野村さんは、目に涙を浮かべながら話を聞いていたのが印象的でした。

お隣さんを疑ってしまいましたが、お隣さんと親御様は良い関係だったようで売却も問題なく進められそうです。

 

他の方がどんなご相談をされているかを、「ご相談例」でご確認いただけます。

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