ご相談内容
千葉県在住の佐藤さん(仮名)は、相続により横浜市栄区の傾斜地を取得されました。
この傾斜地を有効利用できないかとハウスメーカーなどにアパート建築など相談するものの傾斜地のため断られたり、受けてくれる工務店も造成コストが非常に高く投資に適さないと思われ、売却で処分するご依頼でした。
ご希望・ご要望
佐藤さんは、なるべく高く売却できないか?とインターネットなどで売却査定をするものの造成費用などで、売却価格に値段が付かない状況でったそうで、何とか値段を付けて欲しいとご依頼でした。
現地調査
傾斜部分は、道路からフラットなものの、ほとんどが傾斜になっており、道路部分から隣地境界線まで約10mほど下がっています。これを造成するには非常に高い費用がかかります。

傾斜

概要
場所 神奈川県横浜市栄区
交通 JR根岸線「本郷台」駅徒歩17分
土地面積  約320㎡(約96.8坪)
地目 雑種地
現況 雑種地
その他 ・全面道路より高低差約-10m

・公道に接する、42条1項1号道路(セットバック不要)

・測量図なし

・境界標なし

・ほぼ全面傾斜地

各役所の調査
栄区土木事務所、横浜市役所、法務局などで調査を行いました。

前面道路も公道で査定もされており問題なし。

隣地境界線にある間知擁壁は検査済みなし。

売却報告とアドバイス
佐藤さんに現地と役所などの調査の報告をしました。造成するには非常にコストがかかり、ただでもらっても採算が合いません。
そこで擁壁を構築しないで建築する建売り業者を探すことをご提案。
建物

売却活動
擁壁を構築せず「立ち下げ基礎」で建築する建売業者を探すことにしましたが、横浜市の建売り業者でも嫌がるような傾斜角度です。
敷地の一部に土羽(土がそのまま残る)になるのもあり探すのに難航しましたが、購入価格を出してくれる会社を見つけることができ、佐藤さんも売却価格に納得され売買契約を結び引渡しとなりました。
担当者より一言
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擁壁を構築するのに驚くような見積もりがでることがあります。ただ建物で工夫することで価格が付かない傾斜地もで資産にすることが可能です。佐藤さんも納得の価格で喜んでもらえたので、満足したお取引でした。建売りは、2棟現場となりぶじ購入者が決まったそうです。佐藤さんは、建物が完成した後に現地に出向き、「こんな場所で、こんな建物が建つのか?」と驚かれていました。
 

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