- ご相談内容
- 司法書士さんが3年前に相続登記のお手伝いをした秋葉さん(仮名)から、相続登記した傾斜地に差押えを付けられてしまい、どうすればいいか?司法書士さんからのご相談でした。秋葉さんは、3年前にお父様を亡くされ、お母様と秋葉さんが相続を受けました。秋葉さんは、事業ローンをだましだまし返済していたそうですが、○○県保証会社(以下:サービサー)に窓口が移動となり、サービサーと約束した返済もできず、ついに秋葉さんが相続した傾斜地に「差押え」を付けていた状況です。
- ご希望・ご要望
- 司法書士さんと秋葉さんを含めて作戦会議です。
- 秋葉さんのサービサーへの返済額は、延滞金を含めると約200万円。
- 元本150万円、遅延損害金年利14%かかっており約50万円まで膨れ上がっている。
- サービサーは、不動産競売をしてくる可能性あり
- 遅延損害金は、年間約20万円増えている。
- 現地調査
- 道路より一部平たん地になっているものの、残りは下っている斜面地。道路部分より一番下がっているところで約約-8mほど。
- 概要
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場所 神奈川県横浜市鶴見区 交通 JR京浜東北線「鶴見」駅バス15分 土地面積 約400㎡(約121坪) 地目 雑種地 現況 傾斜地一部平たん その他 ・全面道路より平坦地はわずかでのこりは斜面地 ・公道に接する、42条2項道路(セットバック不要)
・測量図なし
・境界標一部確認
・ほぼ全面傾斜地
- 各役所の調査
- 鶴見区土木事務所、横浜市役所、法務局などで調査を行いました。
- 売却活動
- 遅延損害金で返済額が膨らんでおり、早期に売却しないと借入残高分を返済できなくなってしまい、また400㎡あるもののほぼ傾斜地で一般の方に売却することは難しくので、状況を理解してもらえる不動産会社に購入してもらうことになりました。。
- 担当者より一言
- サービサーからの提示額も驚くほど低く、競売にならず事業ローンを返済することができました。
- 何もしないでいたら延滞金で膨らまされ、いずれ競売で処理されていたと思います。
- スムーズにがけ・傾斜地の任意売却が無事終わりました。
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