こんにちは、
がけ・傾斜地の売却相談センターの高倉です。
今回は、駐車場設置方法についてご相談がありました。
道路と接している土地で新築住宅を建築する訳ですが、道路とその土地に段差がある場合があります。
業界用語だと「道下(みちした)」と言います。
道路より敷地が低いと当然、車を入れることが不可能です。
そこで車を入れるために車が駐車場できるように「架台(がだい)車庫」を作ります。
写真を見てもらった方が分かり易いと思います。
車を駐車するので、車の重量に耐える骨組みが必要ですから、通常は鉄骨で組み上げます。
鉄骨の骨組みの上には、車が駐車できるようにフラットなスペースを作り、さらに通常の駐車場と同じようにコンクリートを打ち道路とフラットに作り上げます。
道路から見て建物が平屋建てに見えても、建物の横から見ると2階建ての場合があります。
この場合には、2階に玄関があります。
この写真でも2階部分に玄関扉があるのが分かりますか?
車の駐車場兼、建物に出入りするアプローチになっています。
このような建物だと、通常は1階に玄関があって階段で2階に上りますが、2階玄関の家だと玄関から階段で降りると1階になる訳です。
お客様もイメージ付きづらいのですが、実際の建物をご覧になると、最初は違和感を感じるようですが、多少建物を見ているとすぐに慣れてしまいます。
道路側は、擁壁や架台車庫の天井部分があるので日当たりは良くないのですが、だいたい道路側に水回りを配置するので、意外に暗さが感じられません。
また架台車庫下部分は、本来は使ってはいけないようですが、鉄骨のてっぺんが車を置けるほどのスペースなので雨にも濡れず、物置やタイヤなどの荷物を置きやすいのです。
道路と敷地に段差があっても新築住宅や駐車場も設置可能です。